12月8日 宇多田ヒカル ライブヴューイング

当日開演直前になってクラムぼんからメール。
「練馬で降りてもーた」
なんで練馬!!!東武練馬だってば!バカーッ!
というわけで40分後に彼はヨロヨロと劇場に現れましたとさ。
本人が一番このアクシデントにダメージを受けていたのでもう
何も言わないよ(笑)


「愛の賛歌」のカバーがすごくよかったです。宇多田さんの歌力が
すごくよく出てた気がします。
宇多田さんの曲はどれもそこはかとなく寂寞感があると思うのですが
活動休止ということもあってか、ライブで歌われたどの曲にも
さみしい、せつない、やるせない、そんな気配がありました。
そもそも浮世離れした人ではあるし、もとから地球にふわりと
立ち寄った別世界からの旅人だったような気がします。(ライブ開始の
くま宇宙船が地球に降り立つやつとか、まさにそのイメージだなあ)
旅人だから、またここから新しい場所に飛び去ってゆく、でも
次にまた現れる時は今度はちゃんとワタシ達の住む世界に同じように
居を構え、根を張って生きてくれると思いますよ。


しかし、カメラワークとか音とかが出来すぎていて
ちゃんと編集したライブDVDとかを見ているような気分でした。
生中継っぽく感じなかったなあ。いやすごく素敵なライブだったんですがね。
帰りの電車でも、最寄り駅前でごはんを食べてても、なんか
耳の奥に、瞼の裏に、歌声と音と光がキラキラしていて足元が
ふわふわしていた。これはいいライブを見た証。